2020年07月31日

第2波に対する備え

こんにちは
丹羽洋章です
いつもありがとうございます。

今日は7月31日(金)

7月に入り、東京、大阪を始め
全国で
新型コロナ感染症が再拡大しています。

愛知県内でも
名古屋市を中心に感染が急拡大しており、
私の住む豊橋市内や、また近隣市町でも
連日のように
陽性患者が出ている状況です。

5月に緊急事態宣言が解除された後、
今日までに
第2波に対する備えが
どこまで出来ていたのか、が問われているとも思います。

例えば、PCR検査体制。

PCR検査は、主に保健所で行われますが、
愛知県内に、愛知県が設置している保健所が12か所あり、
政令指定都市である名古屋市、
中核市である、豊橋市、豊田市、岡崎市が
ぞれぞれ保健所を設置しています。

豊橋市保健所では、昨日
私が聞き取り調査したところ
一日に行えるPCR検査を、
30 → 60 に倍増させ、
検査数にもよりますが
朝、検査したら夕方には結果が分かるとのこと。

東京都世田谷区の「世田谷モデル」といわれるような
「いつでも、だれでも、なんどでも」
PCR検査が受けられるような状態にはなっていませんが、
すくなくとも検査を受ける必要がある方を待たせるような状況にならないように
引き続き体制を強化していかなければならないと思います。


それと、新型ロナウイルスに感染した患者さんのうち、
軽症の方を収容する施設についてです。

陽性者は、原則入院することになっていますが、
収容する病床等が不足すると
自宅療養をお願いすることになります。

自宅療養だと
どうしても家庭内感染の恐れや、
買い物などで外出した際のリスク、
感染症の急変リスク等がついて回ります。

そこで、
5月7日に
豊橋市の佐原市長、豊橋市医師会の渡辺先生、
東三河自民党県議団を代表して、私と田原市選出の山本県議で
大村知事に対し、東三河にも軽症者を収容する施設を設置して欲しい、と
要望を行っています。
https://www.facebook.com/hiroaki.niwa.7/posts/2927727450639747





その後、感染症拡大がいったん収まったため
この要望は実現できずにいるのですが
ここにきての急拡大に対応してゆくためにも
早急に取り組んでまいりたいと思います。

自民党だから実現できることがあります。

今回のコロナ禍においても
国県市としっかり連携を取りながら
対応して参ります。








  

Posted by 丹羽洋章 at 13:53Comments(0)ブログ

2020年07月15日

食の安全保障の観点から取り組んだ、「主要農作物の品種の開発並びに種子の生産及び供給に関する条例」が施行されました。

こんにちは
いつもありがとうございます。
丹羽洋章です。

さて、今年の4月
「主要農作物の品種の開発並びに種子の生産及び供給に関する条例」
が施行されました。

私の中では
「愛知県 主要農作物種子条例」と
勝手に読んでいます(笑)






昨年度、自民党愛知県県議団の中に
政策条例策定検討会議が設置され
私は副座長として条例制定に向けて
仕事をさせて頂きました。

※昨年のブログ記事
「主要農作物種子の生産についての条例化に向けて」


さて、以下
今春、私が発行した県政報告書の記事をご紹介いたします。

【何故、私 丹羽洋章は種子条例制定を進言し、取り組んだのか】

昔読んだ農業新聞の記事に、
ブッシュ元大統領(お父さんの方)が、
ある大学で講演をした際に言ったとされる言葉が
載っていました。

「種子を制する者は、世界を制する」

確かに、農作物を作るには、まず種が必要であり、種が無ければ何も作れない。
我々人間は、食べなければ、生きてゆくことが出来ない。
健康に生きてゆくためには安全な食料が不可欠である。
その根本にあるのが、種子である。

現在、野菜などは、F1種の種子を使用した農作物が多く、
生産者の皆様は毎年種子を買わなければなりません。
この先もずっと、安定して安価に種子を購入することが出来れば良いのですが、
ひとたび何かが起こり、種子の値段が高騰する、不足する、
種を買うことが出来なくなる等といったようなことになれば、
多くの食料を輸入に頼っている我が国は、どうなってしまうのか…。

また、食の安全保障の観点からも、種子を外交カード等に使われる様な事があってはならない。
守るべきは守らなければならない。
そんな問題意識をもって、愛知県議会議員として、種子について議会で取り上げたりしてまいりました。

そんな中、2016年10月に行われた規制改革推進会議農業ワーキンググループと未来投資会議の合同会合において、
「主要農作物種子法」廃止が提起されました。
その理由は、種子法は「民間の品種開発意欲を阻害している」というものでした。
そして2018年4月、種子法が廃止されました。

主要農作物とは、コメ、麦、大豆のことで、我々の主食となるものです。
優良な種子は国民の食糧確保に不可欠であり、公共財として守っていこうというもので、
国民が生きるために欠かせない食糧であるコメ、麦、大豆の種子を国と都道府県が管理・生産することとされていました。
これが種子法の基本的な考え方でした。

その種子法が廃止されたため、コメ・麦・大豆といった主要農作物の種子を守るために、
愛知県が今後も優良な種子の生産と供給を行ってゆくためにも、
財政措置も含め必要な根拠となる条例を制定したのです。


以上、今春発行した県政報告書から抜粋いたしました。

そして、先の6月愛知県議会の補正予算に
この春施行された「愛知県 主要農作物種子条例」に基づき
主要農作物の品種開発の加速化や、
優良種子を安定して生産供給する取り組みを推進するための予算が組まれていました。

補正予算は、反対する議員が居ましたが
賛成多数で議決いたしました。


今回のコロナ禍で、
食糧の自給率向上を始めとする
自分たちの食糧はなるべく自分たちで賄うことの大切さと
食の安全保障の重要性が大きく認識されたのではないかと思います。

今後も、食糧以外でも
自主自立を原則とした
安全保障の確立について
地方議員ではありますが、
しっかりと意識をしながら仕事をして参りたいと思います。






  

Posted by 丹羽洋章 at 17:38Comments(0)ブログ

2020年07月14日

「あいちトリエンナーレ2019」と「新・国際芸術祭(仮称)」を委員会で取り上げてみた②

こんにちは
いつもありがとうございます。
丹羽洋章です。

前回の、「あいちトリエンナーレ2019」と「新・国際芸術祭」を委員会で取り上げてみた①
の続きです。


以下、長くなりますが
私の質疑の要旨と県当局の回答を載せてみます。

【丹羽洋章 委員会質疑】

今回、議案質疑をさせていただく前に、私の視点、立ち位置を明確にして質疑に入ります。

あいちトリエンナーレ2019については、
大変多くの方にご来場いただき大成功だったという見方を県当局の方はされていますが、
私は大失敗だったと思っています。

特に「表現の不自由展・その後」については、
公共の施設を使用し、公金を投入してまで開催する企画では断じてなかった。
「あいちトリエンナーレ2019」は、
「表現の不自由展・その後」という芸術を傘にした政治的プロパガンダによって、
台無しにされたと私は思っています。

今も昔も、洋の東西を問わず、芸術作品の中には、
宗教、政治的なメッセージを含んだ作品があることは承知しているし、否定するものではない。
その中には、時間の洗礼を受けて現代にいたっても、後世の人類にも継承される素晴らしい作品も数多くある。
しかし、「表現の不自由展、その後」については、芸術を傘にした政治的プロパガンダだと申し上げます。

あくまでこれは、芸術に造詣が深いわけでもない素人の私の見解です。

表現の自由云々をいう方もいらっしゃいますが、
もちろん私も表現の自由を含め、我々に与えられている、自由や権利等は、
大切に守っていかなければならないものだと認識しています。

と同時に、日本国憲法12条に、「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、
国民の不断の努力によつて、これを 保持しなければならない。
又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常 に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。」
とあるように、権利を濫用するようなことがあれば、
逆に自らの首を絞め、我々に与えられた権利等を失うことにつながりかねない事態になる恐れもあると思っています。

そうした点からも、「表現の不自由展、その後」は、
あいちトリエンナーレの企画としては不適格であったと私は考えています。
2度と、公共の施設で公のお金を使って
あのような芸術を傘にした政治的プロパガンダを行わせてはいけない、
といった視点、立ち位置で質疑に入らせていただきます。

愛知県が芸術祭等を開催する意義は大きいものがあると私も思いますし、
私は芸術祭の開催に反対するものではありません。
ただ、二度と昨年の「表現の不自由展・その後」のような企画を、
愛知県として開催させてはならないと思います。
そこで、今回あいちトリエンナーレ2022関連予算ではなく、
「新・国際芸術祭(仮称)」開催に向け、新たな組織を立ち上げ、準備を行うということで
19,562,000円が計上されています。

まず最初に確認させていただきたいのですが、
昨年の「表現の不自由展・その後」のような企画を、
公共の施設で公のお金を使って、二度と開催させてはならないと私は思っているのですが、
愛知県としてはどのようにお考えになっているのでしょうか?

【愛知県 答弁(要旨)】
「表現の不自由展、その後」の展示中止、再開をめぐって、運営において混乱を招いたことは反省している。
県議会はじめ多くの県民の皆様に多大なご心配をおかけして申し訳なく思っている。
あいちトリエンナーレのあり方検討会からも、確実なマネジメントとガバナンスを確保する方策として、
組織体制の見直し等、5つの提言をいただいている。
その提言を踏まえて、同じことが起こらないよう、組織体制や仕組みの見直しを図っていきたい。

【丹羽 質疑】
もし、万が一「表現の不自由展・その後」(part2)といったような企画展が持ち上がった場合、県として、開催を許可するのか? 
許可しないのか? そのような企画が持ち上がってきたときに、阻止するのか? そもそも阻止できるのか? 
二度と開催させないというのであれば、その担保が必要であるが、どのようにお考えか? 具体的にはどのような対策を取るのか?

【愛知県 答弁(要旨)】
立案に際して、芸術監督とキュレーターチームとの協議が整わない場合は、その展示を見送るルールを徹底する。
その上で、作家・作品選定においては、チームが立案したものを最終的に会長がアドバイザー会議の助言を得て承認する。
個人ではなく、チームとして選定を行ってゆく仕組みを整えることで、同じことが起きないようにしてゆく。

【丹羽 質疑】
芸術部門から合議制で上げて、最終的には会長が判断し、会長の判断に当たっては
アドバイザー会議の意見をいただく、という仕組みづくりの中で、
同じことが起きないようにという対策をとることについては一定の理解をする。
(昨年のような、芸術監督の暴走を許さないという仕組みについては一定の理解をする)

そこで、アドバイザー会議の位置づけを確認したいが、アドバイザー会議の決定は、組織運営上どのような効果があるのか。
会長の諮問機関となっているが、会長が諮問しないケースも考えられる。
アドバイザー会議に必ず相談するようには組織上なっていない。
そのようなアドバイザー会議の決定にはどのような効果があるのか。
問題があるときにはストップがかけられるのか。

【愛知県 答弁(要旨)】
アドバイザー会議の役割は、主に芸術監督候補の選出、テーマ、コンセプトや作家の選定等に関して、
会議体として助言を行う。そのような助言をすることで、会長はじめ、芸術監督、キュレーターチームが一体となって体制を構築してゆく。

【丹羽 質疑】
アドバイザー会議は誰が委員として選ばれてくるかが大事になってくる。
「新・国際芸術祭(仮称)」については、先の我が党の代表質問に対する答弁で、
あいちトリエンナーレ2019の反省の上に成り立ち、「次の芸術祭はチームとして運営する、新しい組織体制を構築する」とあった。
政治が芸術の内容に介入するべきではないという意見もあるが、
二度と昨年のようなことを起こさせないためにも、運営を“見える化”することによって、
議会はもちろん、県民にも納得していただける組織、運営にしなければならないと思う。
そこで、現在そのアドバイザー会議には、芸実分野の4人の専門家が選ばれているが、
芸術分野の専門家以外にも、組織運営やリスク管理の専門家なども入れるべきだと考えるが、どのようにお考えか?

【愛知県 答弁(要旨)】
アドバイザー会議の役割は、委員の数を5名程度として、主に芸術監督候補の選出、
テーマ・コンセプトや作家の選定等に関する助言を行う機関であることから、現在、
芸術分野の専門家から4名を選出したところである。
一方で、あり方検討委員会の提言の中では、次回開催に向けて、確実なマネジメントとガバナンス体制の
構築が求められている。こうしたことから、組織運営等に関する専門家をアドバイザー会議の委員に加えることについては、
会長のご意見を伺いながら、前向きに検討してゆきたいと考えている。

【丹羽 質疑】
今の4名は決定しているのか、内定しているのか。
新たな名称で、新たな組織で出直す、新しい芸術祭を開催するというのは、否定するものではありません。
ただ、看板を変えただけではないのか、組織を変えただけではないのか、という声もある。
名前や組織を変えただけでは、不十分で、真に県民の皆様に新しく生まれ変わったんだ、
とご理解いただくためには、人心の刷新、一新も必要だと私は思う。
アドバイザー会議の4名の中に、「あいちトリエンナーレ2019」に関わった方がもし選ばれるとしたら
組織は変わっても、人が変わっていないのなら同じことが起こるのではと心配されたり、要らぬ疑念を抱かれる可能性もある。
私は、アドバイザー会議の委員を含め、少なくともあいちトリエンナーレ2019にかかわった方は、
その方がどんなに芸術に造詣が深く素晴らしい方であったとしても、退いていただいたほうが良いと思う。
刷新する必要があると考える。県当局のご見解をうかがう。

【愛知県 答弁(要旨)】
アドバイザー会議の委員の位置づけは、現在は委員の候補者として発表している。
今後知事が会長となる推進協議会から委嘱することで、正式に決定する。今は内定という形である。
委員の選出にあたっては、会長に対しての助言を行うところであるので、
現代芸術を中心に、芸術全般や美術館運営なども含めた幅広い知識や見識、豊富な経験、
ネットワークを有することや、ご意見番としての重みが求められるという観点と、
助言を行うにあたり、過去のトリエンナーレのことや、
前回の課題や問題を把握されている方の知見を活かす必要があるといった観点から
今回4名を候補者として選出した。

【丹羽 要望】
4名は、決定ではないという答弁でした。
要望して質疑を終わります。
先程申し上げた通り、芸術の専門家だけでなく、危機管理など
別の視点からアドバイスしていただける方を入れていただくことを要望する。
あわせて、前回や過去の課題をを知っている方も入れた方が良いという判断だが、
私は、二度と同じことを繰り返さないためにも、
また、要らぬ疑念を抱かれないためにも
人心は刷新していただくことを強く要望して質疑を終わります。



私以外にも、数名の議員が
「新・国際芸術祭(仮称)」の予算について
質疑を行いました。

結果、県当局の
2度と昨年のようなことは起こさない、という強い決意と
仕組みづくり等に一定の理解をし、
県民環境委員会委員
全員一致で、予算に対し賛成。




  

Posted by 丹羽洋章 at 21:25Comments(0)ブログ

2020年07月14日

「あいちトリエンナーレ2019」と「新・国際芸術祭(仮称)」を委員会で取り上げてみた①

こんにちは
いつもありがとうございます。
丹羽洋章です。

さて、この前のブログでも書きましたが
今年は、議会運営員会と県民環境委員会に所属しています。

6月25日(木)、26日(金)の2日間
県民環境委員会が開催されました。

25日(木)には
県民文化局所管の議案審査等が行われ、
私は、「新・国際芸術祭(仮称)」予算 19,562,000円について質疑致しました。

※議案審査とは、上程された議案に対して
賛成、反対の判断をするために、疑義を問いただすのです。

この「新・国際芸術祭(仮称)」の予算案は、
「あいちトリエンナーレ2019」を引く次ぐことになるかもしれない
芸術祭の予算案で、どうしても
トリエンナーレ関連予算として世間の注目も集めることになります。

6月議会開会前に提出予定案件として、
県議団の総会の場に
当局から出されたとき、
「いったん立ち止まって考えるべき」と県当局に申し入れたにも関わらず
関連予算として出されようとしていたものですから、
団総会では、「トリエンナーレはやめたらどうか」、
等々の厳しい意見が出されました。

その後、その予算案がそのまま6月議会に上程された場合、
予算案の修正も辞さず、と
団執行部が県当局、知事に申し入れたそうです。

その結果、6月議会に正式に上程される前に
知事が予算を必要最小限に減額した案として出してくると、いうように
議会開会前から、自民党と知事とで厳しい折衝が行われました。


また、県民環境委員会が開催される前に
委員会メンバーである我々と、
県議団長、幹事長といった団執行部とで、
「新・国際芸術祭(仮称)」予算案について、
誰がどのような質問をするのか
質問が重複しないように、また漏れがないように
誰がどのような質問をするのか、といった調整をしたりもしました。

結果、H議員が、「新・国際芸術祭(仮称)」の進め方、スケージュールなど。
私が、運営組織等について。
K議員が、総括して質問をすることに。

また、
県側からの答弁いかんによっては、委員会を止めて
自民党県議団に持ち帰り、さらに予算案の修正も検討する、
と執行部から指示が出ました。

※今回出された補正予算案には、
「新・国際芸術祭(仮称)」以外にも、新型コロナ感染症対策関連予算や教育予算、農業関連予算等々
いろんなものが合わさって一つの予算案となっているのです。
それを否決するということは、新型コロナ感染症対策予算等々、一切合切を否決することになるのです。
ですから、他のものは良いけど、
「新・国際芸術祭(仮称)」はダメということになった場合、
「新・国際芸術祭(仮称)」予算、19,562,000円の一部もしくは全額を、補正予算案から削り
減額した修正予算案を出さなければならないのです。


そのようなことを経て、
もう二度と昨年のようなことはさせない、
二度と「表現の不自由展、その後」のような企画展は開催させない、という
自民党県議団としての強い決意と緊張感をもって
私も委員会に臨みました。


「あいちトリエンナーレ2019」と「新・国際芸術祭(仮称)」を委員会で取り上げてみた② に続く
  

Posted by 丹羽洋章 at 21:24Comments(0)ブログ

2020年07月06日

「議会運営員会」って何するところ?

こんにちは!
いつもありがとうございます。

丹羽洋章です。

最近、フェイスブックでの発信が多くなり、
ブログでの情報発信が少なくなってしまっており
少し反省しています。

さて、令和2年度もスタートし3カ月が経過しました。
私はこの間、新型コロナウイルス感染症対策等に
忙殺されていました。


さて、私は
今年度、愛知県議会では
・県民環境委員会
・議会運営委員会
に所属しています。

実は、今年度
議会の「進行係」を仰せつかっており、
進行係は議会運営委員会に所属することになっているのです。

さて、その進行係の仕事ですが
自民党の2期生が2人、
二年間務めることになっています。

本会議場で
「議長~~~~~~~!」
と大声をあげながら、動議を出す役割です。




それと議会の進行がスムーズにいくようにと
質問者に質問時間の残り時間を伝えたり、
再質問を行うのか要望を行うのか、
質問者の対応を事務局職員を通じて議長に伝えるのも役割の一つです。

昨年度と、今年度の2年間務めるのが
名古屋市選出の田中やすひこ県議。
そして、今年度、来年度の二年間
私が務めることとなりました。

令和2年度は、田中県議と私の二人が務めます。
よろしくお願い致します。




その進行係は
議会運営委員会に所属するのですが、
「議会運営委員会」ってそもそも何をする委員会?
と聞かれたりします。

地方自治法第109条に基づく愛知県議会委員会条例によって
設置されています。

議会運営委員会(以下、議運とします)
の所管事項としては以下のことがあります。
ア)議会の運営に関する事項
イ)議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項
ウ)議長の諮問に関する事項

議運の性格としては
①議会を円滑に運営するための協議機関
②議長を支えている機関(裏方的存在)
であり、
主に①の議会運営について、打ち合わせ、と取り決めが行われます。

愛知県県議会の議会運営委員会は、14人の委員で構成されており
自民党から8人(自民党県議団執行部4名、委員長、副委員長、進行係2名)、
新政あいちから5名(執行部、副委員長、他)
公明党から1名となっています

そして、議長、副議長が出席していますが、
議長、副議長は議決に加わることができません。


議会運営については、
先人、先達の方々の経験と、知恵等が積み重なって
限られた時間の中でいかに効率よく、さらに議論が深まる工夫がなされて
今の議会運営に至っていると思います。

7月2日に開催された議運では
7月6日の愛知県議会6月定例会最終日の本会議の運営について
確認がされました。

例えば、上程されている議案の採決方法です。

反対者がいるような議案については、起立採決の手法がとられます。
反対者がいない全員賛成の議案については、簡易採決(いわゆる「異議なし」という採決です)

といったように、本会議の進行順序、採決方法等が確認され、
議運で決まったように、本会議が進んでゆくのです。

7月2日の議運については
議運に付託させた請願の審査もありました。
(ある市議会議員の方に、なぜ議運に付託されたの?総務委員会じゃないの?と質問がされたのですが、それほどレアなケースだと思います)

「大村知事不信任決議を求める請願」だったのですが、
自民党県議団としては、6月22日に
所属する全57名が出席する総会で
請願に対する対応について会議がもたれ
その席で「不採択」と機関決定しています。

おそらく、他会派(新政あいち、公明党)の皆さんも
知事の不信任決議という重要な案件ですので
自民党県議団同様、総会を開いて
対応を決めていたのではないかと思います。

それを受けての議運ですので
採決は全員一致で「不採択」となりました。


なお、ネット上で
意見陳述を行った高須氏の席が用意されたなかった、けしからん
という意見がありました。

議会事務局の職員に確認したところ、
「通常、意見陳述人は、委員会室の扉の外で待機し、意見陳述を行うときに入室。陳述を行った後、退室することになっています。傍聴人席が空いているときには、傍聴人席に座れますが、今回は傍聴希望者が多数いたため、そうした事が出来なかった」とのこと。

この点は、議会改革の中で
意見陳述人席は、本人が希望された場合、用意しても良いのではないかと思う。
その分、傍聴人の席数が減ることになってしまうかもしれませんが。
また、傍聴人の席をさらに確保するとなると、委員会室を広げるなどの対応が必要になるのかもしれません。
ただ、常日頃の議会傍聴人数を見ると、そこまでの対応は現実的ではないのでしょう。

なんにしても、今回のことは
開かれた議会を進めるという意味においても、
現在、自民党県議団の中に議会改革プロジェクトチームが設置されてますが
その中で、取り上げていただけるよう要望したいと思います。
(私はメンバーではないので。)

さて、話を戻すと
私は、今年と来年
議会進行係を仰せつかっていますので
2年間議会運営委員会に所属することになります。

進行係は、本会議に絶対に遅刻してはならない!
(車の渋滞が、とか、公共交通機関が雨や事故で止まった等ということは関係ないのです)
ということもあり、
本会議の開催される前日に
名古屋に入り、
愛知県議会議員の宿泊施設
築100年以上経過している「議員会館」に泊まり
登庁しています。

  

Posted by 丹羽洋章 at 15:35Comments(0)ブログ

2020年07月03日

にわひろあき事務所 

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〒441-8033 豊橋市入船町8-3 

TEL:35-6778  FAX:35-6779(事務所)
            33-0809(自 宅)  

e-mail : niwa.rf3@gmail.com








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Posted by 丹羽洋章 at 11:15Comments(0)事務所
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